【欠点】積立投資の「平均買付単価」の説明の根本的な欠点とは①

【欠点】「平均買付単価」の説明の根本的な欠点

これまで積立投資の説明でよくある3つの間違いについて解説してきました。

特に最も多い「平均買付単価」を用いた説明について補足します。

平均買付単価は「わかりづらい」

「平均買付単価」の根本的な欠点は「わかりづらい」点です。

あなたは私生活で何かモノを買うとき、「平均買付単価」を計算しますか?

毎月のガス代や電気代、野菜の平均買付単価を計算する人はほとんどいません。

そもそも、「平均買付単価」は計算しづらく理解しにくいので、使わない人が多いのです。

どちらのプランを選びますか?

携帯電話の料金プランを例に考えましょう。

次の2つのプランがあったとします。

最近は定額制が主流ですが、少し前まで掛ける時間帯によって料金が変わるプランが多かったです。(ラインなどもない時代の話です)

これを比較する時、どの様に考えますか?

例えば、学生などで日中より夜に友達と電話をよくする人は、夜の通話料金が安いプランAを選ぶでしょう。

日中、仕事で頻繁に電話をかける人は、昼間の通話料金が安いプランBを選ぶでしょう。

この考え方は「料金=量(通話時間)×価格」がベースです。

つまり、使うお金の「総額」で考えています。

この時、「平均買付単価」を用いて比較する人はどれほどいるでしょうか?

プランAの想定使用金額を計算し、それを想定使用時間で割って、電話料金の平均買付単価を求めて、プランBの20円より高いか低いかを計算する方法です。

「総額」の予想がついたら、そこからわざわざ総利用時間で除して、平均利用単価を求めるでしょうか?

そんなことをする人は、ほとんどいないでしょう。

「量×価格」は日常生活でよく使う

私達は日常生活で、「量×価格」をよく使います。

「バーゲンで半額になったら普段より多く買える」、「野菜の値段が上がったから、少ししか買えない」などです。

「量×価格」は「掛け算」なので、直感的に理解しやすいのです。

一方、日常生活で「平均買付単価」を求めることはほとんどありません。

「平均買付単価」は「割り算」なので、直感的にも理解しづらいのです。

「平均買付単価」は金融業界の都合の尺度

「平均買付単価」は金融業界の都合の尺度です。

お客様が「理解しやすいか」どうかという視点が欠落しています。

たしかに、税金を計算するには、平均買付単価が便利です。

しかし、それは運用を始めてしばらく時間がたった時に必要なもので、スタート時の説明に適したものではありません。

投資家(お客様)に、本当に積立投資の特徴を理解してもらいたければ、「平均買付単価」は使うべきではありません。

それは投資家(お客様)にとってわかりづらく、積立投資の特徴を理解できないからです。

「投資の成績=量×価格」で、積立投資の特徴を教えてあげましょう!

積立投資を周りの人に教えてあげて、認知度を高めよう!

これからの日本人には、自助努力による資産形成が不可欠です。

しかし、日本では金融業界が本気で推進してこなかった事もあり、まだまだ知らない人が圧倒的に多いです。

また、投資=ギャンブル・博打と誤解している人も大勢います。

あなたのお友達や同僚、ご家族の方に積立投資を教えてあげましょう!

そして、将来お金で困る人を1人でも減らす為に、正しい積立投資の知識を共有して、ドルコスト社会を実現しましょう!