【欠点】積立投資の「平均買付単価」の説明の根本的な欠点とは②

積立投資の説明で「平均買付単価」が解りにくい根拠

前回、積立投資の説明でよく用いられる「平均買付単価」は一般の人には解りづらい点を解説しました。

それは金融業界の都合の尺度です。

今回は、「平均買付単価」が一般の方には解りづらいと言える根拠について説明します。

「平均買付単価」を訴求している広告を見たことがあるか?

何かのサービスや商品の広告で考えてみましょう。

テレビCMや、Webページに表示されるバナー(インターネットの広告)新聞広告電車・タクシー・飛行機等の乗物広告などです。

企業は、広告にお金をかけて自社製品・新商品などをPRします。

それゆえ、費用対効果を真剣に考えます。

広告は「わかりやすく商品やサービスの魅力を伝わること」が重要です。

魅力やメッセージが伝らない広告は、お金の無駄になるからです。

広告作成に携われる方は、限られたスペースや時間・文字数でいかに商品やサービスの魅力を伝えるかを日夜必死に考えています。

さて、何かの商品やサービスの広告で「平均購入単価」や「平均買付単価」を訴求している事例を見たことがあるでしょうか? 

「このプランの場合、平均購入単価が●●円低くなります!

「この家電製品を選ぶと、電気代の平均買付単価が●●円安くなります!

「このサービスを選ぶと、月々の平均買付単価が●●円お得になります!

などです。

私は見たことがありません。

「総額で得になる金額」を訴求する広告はよくある

よく見るのは、次の様に総額でいくらお得になるか(安くなるか等)を訴求する広告です。

「このスマホのプランBを選ぶと、今契約いただいているプランAに比べて、年間で総額●●円安くなります!

「このエアコンは省エネなので、年間の電気量が総額●●円安くなります!

「このサービスを選ぶと、年間のお支払い金額が総額●●円低くなります!

エアコン、暖房器具など家電製品売り場に行くと、総額で電気代がいくらお得になるかを示すポップで溢れています。

また、もっとシンプルに「この商品が●円!」の様に総額で安さを表示するケースも良くあります。

「●%割引」なども同じです。

セールやバーゲンで、50%OFFと書かれていたら、テンションが上がります。

セールで平均買付単価が50%低くなると書かれていたら、何の事かわからない人が多いでしょう。

一般の人は総額で考える方が圧倒的に慣れているのです。

「平均買付単価」ではなく「投資の成績=量×価格」で説明しよう

もし、「平均買付単価」が一般のお客様に理解しやすいのであれば、モノやサービスの広告で「平均利用単価」の違いを訴求する方法が定着しているはずです。

しかし、それがほとんどないのは「平均買付単価」は一般の人にはわかりにくいことの証です。

あなたは、平均買付単価の計算式をパッと思い浮かべることができるでしょうか?

ほとんどの人は戸惑うでしょう。

なぜなら、日常生活で使用してないので、慣れていないからです。

その点、「量×価格」は日常生活で良く使います。

それゆえ、投資家(お客様)も理解しやすいのです。

投資家(お客様)に、積立投資の特徴をきちんと理解してもらう為に、「平均買付単価」の使用は今すぐやめましょう。

「投資の成績=量×価格」で本当の積立投資の特徴を教えてあげましょう!

積立投資を周りの人に教えてあげて、認知度を高めよう!

 

これからの日本人には、自助努力による資産形成が不可欠です。

しかし、日本では金融業界が本気で推進してこなかった事もあり、まだまだ知らない人が圧倒的に多いです。

また、投資=ギャンブル・博打と誤解している人も大勢います。

あなたのお友達や同僚、ご家族の方に積立投資を教えてあげましょう!

そして、将来お金で困る人を1人でも減らす為に、正しい積立投資の知識を共有して、ドルコスト社会を実現しましょう!