マーケットが上がっても投資家は儲かってない③:openfolioのユーザー調査

前回前々回株式市場が上昇しても利益を取り逃がす投資家が多い状況を解説しました。

今回も同様の結果を示すリサーチを紹介します。

アメリカの7万人の投資家 vs 米国株式市場の結果

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アメリカにopenfolioというサービスがあります。

キャッチフレーズが、“Don’t Invest Alone”ですが、要するに自分の投資成績やポートフォリオを他の投資家とシェアして、比較しあうサービスです。

openfolioの平均的なユーザーと、米国の株式市場(S&P)はどちらの成績が良かったでしょうか?

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正解は図の通りです。

2016年9月までのopenfolioの平均的な投資家の1年間の成績は7.72%(青色)でした。

一方、米国株式は17.31%(灰色)でした。

約10%の差が開いています。

前回前々回に紹介してきたリサーチと同様の結果になっています。

自分のポートフォリオを他人に公開したり、他人と共有するopenfolioのユーザーは投資好きです。

自分でポートフォリオをカスタマイズしたり、売買をこまめに行い調整をしようとしてると考えられます。

ただ何もせずに米国株式を保有していれば17.31%のリターンが得られたのに、自分で売買をすることでリターンを7.72%まで下げてしまったのです。

投資信託は、非常に便利で有効なツールです。

いつでも引き出せるのも強みの1つです。

しかし、物事は表裏一体です。

途中で引き出せてしまうことが、中長期的なパフォーマンスの妨げにもなります。

資産運用で中長期的な成果を得たければ、「感情に負けずに持ち続けるための仕組み」が重要です。

積立投資は、シーソーの関係もありますので、中長期的に成長が期待できる資産に分散すれば、細かい商品のパフォーマンスにこだわる必要はありません。

早く始めて長く続けて、将来の資産を積み上げましょう!

多くの人は「量」の視点を持ってないから教えてあげよう!

ほとんどの日本人は、「量」の視点を持っていません。

金融業界が「平均買い付け単価」の説明ばかりしていて、「量」の説明をして来なかったからです。

それゆえ「下がったら損をする」と誤解しています。

今後、日本人は自助努力による資産形成が必要になります。

確定拠出年金の導入企業イデコつみたてNISAをスタートする人も増えています。

あなたの周りのお友達・同僚・ご家族が、相場下落時に安心して続けられる様に、積立投資の「量」の視点を教えてあげましょう!

【プロ向けメッセージ】投資の成績=量×価格で説明出来る人材を増やそう!

巷に定着している「平均買付単価」の説明では、積立投資の特徴やリスクを正しく説明できません。

積立投資の重要な特徴やリスクを何一つ説明出来ない「平均買付単価」の説明を撲滅して、「投資の成績=量×価格」で説明出来る人材を増やしましょう!