積立投資で買い込んだ「量」が少ないメリットとは

当サイトでは、積立投資で「量」が重要と繰り返し説明しています。

すると、買い込む「量」が少ないとダメと思われるかもしれません。

しかし、それは間違いです。

まず、積立投資の場合、順調に上昇して買い込む「量」が減っても十分利益が出ます。

ゼロ金利の預金に寝かせておくより、効率よく資産形成が出来ます。

たしかに、順調に「価格」が上昇して、買い込む「量」が減った場合、終盤での大幅な成績の上昇は難しくなるかもしれません。

しかし、買い込む「量」が少ないメリットもあります。

今回は、「量」が少ないメリットについて、解説します。

順調に上昇すると買える「量」は少なくなるが・・・

「価格」の推移

次の図をご覧ください。

これは、架空の商品の20年間の商品の「価格」の推移を示しています。

商品の値動きです。

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ピンクは順調に上昇して、「価格」が一番になりました。

一方、青は商品の価格はあまり上がらず、最も低くなっています。

買い込んだ「量」の合計

これらの商品の買い込んだ「量」は次の通りです。

2

この通り、ピンクは最も「量」が買えていません。

一方、青は「価格」が低いので最も「量」を変えています。

「価格」の最後の1年間の下落は似ている

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もう一度、「価格」の推移を確認します。

最後の1年間はピンクも青も、他の商品も似たような下落をしています。

この時、投資の成績はどうなるでしょうか?

投資の成績は、ピンクの下落が最も少ない

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答えは上図の通りです。

成績の下落幅は、ピンクが最も小さく青が最も大きくなりました。

「価格」の下落幅はどの商品も同じ様なものですが、「成績」の下落幅はピンクよりも何倍も青の方が大きくなっています。

なぜだかわかりますか?

答えは「量」の違いです。

「量」が増えるほど、終盤の投資の成績のブレ幅は大きくなる

積立投資では、「量」の購入量に比例して、最後の「価格」の変動の影響を受けます。

例えば、ある商品を1個しか持っていない場合、価格が1円下がっても、損失は1円しかありません。

しかし、同じ商品を1万個持っていた場合、価格が1円下がるだけで、1万円の損失になります。

「量」を多く買うと、終盤に大きな「成績」の上昇の可能性を秘める一方、終盤に大きな「成績」の下落をするリスクを伴います。

一方、買い込んだ「量」が少ないと、終盤の大幅な成績の下落のリスクが緩和されるのです。

つまり、買い込んだ「量」が少ないと、終盤に向けて「投資の成績」の安定性が高まります。

「量」が少なければ、終盤に大暴落が来たとしても、その影響は「量」を多く買っている人に比べれば、少なくて済むのです。

(量を多く買い込んだ人は、終盤の下落リスクに備えて、安定的なポートフォリオにシフトしていくことは、しっかり覚えておきましょう。終盤のリスクマネジメントの9つの視点も確認しておきましょう。)

まとめ

物事には良い面と悪い面があります。

積立投資において、「量」が多く買えるメリットとデメリットがあるのと同じ様に、「量」が少ないメリットとデメリットがあります。

多くの人が「量」の視点を持ってないので、当サイトでは「量」の視点や「量」を持つメリットを中心に発信していますが、「量」が買えないことのメリット=「終盤での安定性が高まること 」も理解しておきましょう。

積立投資の「量」の視点を周りの人に教えてあげよう!

金融業界・金融機関が全く「量」の視点を説明して来なかったので、日本人のほとんどは「量」の視点を持っていません。

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金融業界の人は、お客様の為に正しくドルコストを伝えよう!

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金融業界の人は、これまで「量」の視点を伝えてこなかった過ちを反省し、お客様の為に「量」の視点を伝えていく責任があります

1人でも多くの人に「量」の視点を伝え、投資の「誤解」を解きましょう!

そして、将来お金に困る人を1人でも減らしましょう!

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